Diary 2011. 10
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10月31日 (月)  八子ヶ峯

 そろそろスキーが気になり始めます。昼にロイヤルヒルスキー場から歩きだしました。稜線の壊れた小屋が撤去されてすっきりしましたが、縦走路はクマザサが茂ってちょっと不景気なムードです。濡れた笹でズボンも濡れるけど地面が見えないワイルドな感じは悪くないかな。しらかば2in1スキー場ではリフトの点検らしくワイヤーだけが回っていました。A線の滑り出し地点からはるかルミエールを見下ろします。天気予報のせいもあり今日は貸し切りの八子ヶ峯。楽だったりきびしかったり、10月は9回も山に行ってしまいました。

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10月29日 (土)  ひときわ賑やかな夜

 名古屋の金子さんが松川の果樹園から今年も柿を仕入れてきました。「今夜は皮むきをさせて下さい」「じゃあ段ボールと新聞紙と・・・」なんてやっていたら、たくましく成長した私の小学校の同級生の皆さんが「手伝うわよまかせて伊橋君ピーラー3つ持ってきて!」。去年は10時過ぎまでかかったのに今年は夕飯前に終わってしまいました。夕食でも笑い声がひびきわたり、その後談話室で一緒に飲んだ元気なエクスプローラー仲間の皆さんもやや押され気味でしたが、おもしろかった。私は12時で沈没(若手は5時まで話してたんだって)。なお画像左のKIKIさんは同級生じゃありません。

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10月27日 (木)  林道歩き

 注目されないカシガリ山に登ろうと下の集落(塩沢区)の奥に行ったら、どこも皆「入山禁止」。江戸時代からある山仕事の道だけど、畑の人は「聞いたことないねー」。もう数十年も使われてないらしい。「じゃ、霧ケ峰方面で」と途中で寄った『殿様水』の上に林道が見えた。『車乗入禁止』をてくてくと歩きました。2時間半行っても何の看板も無く変化もなく、左の山に取り付いて尾根まで出たら向うはまた深い樹林で鹿だらけ。下りではカモシカも出てきてここは動物たちの国でした。帰りもひたすらてくてくてくてく。「何やってんだろ俺、でもなんだか気持がいい。」
ひとには会いませんでしたが今年最高に鹿を見た日です。

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10月26日 (水)  入笠山

 簡単に登れて大展望が得られるので人気の高い山なのに、山頂まで1人も見かけなかったのは『マイカー規制』の為でしょうか。山に目覚めた丈さんのお伴登山です。
 360度の眺めの中で、まずは雲に浮かぶ穂高連峰に合掌。この夏、西穂で亡くなった常連の看護師さんのご冥福をお祈りしました。周辺の木々の梢には霧氷がキラキラと輝いてひときわ清浄感が漂います。山頂周辺を歩き回っていたら南からの微風に乗って丈さんの飛ばすシャボン玉が目の前をゆっくりと通り過ぎて行きました。
 下山後、長谷村方面(小黒川林道)が通行止めなので杖突峠方面へ。牧場のカラマツの黄葉、林道脇の湿地の草紅葉もきれいでした。

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10月24日 (月)  たまにはうちの様子も

 週末から忙しく楽しい3日間でした。少しさびしく、それなりにほっとした午後、ふと気づけばウォールデンの庭の紅葉もかなり進んでいるじゃないか・・・
 食堂の前あたりから駐車場の方を見た写真です。まだ色づき始めたばかりのカエデの木もあって、当分は華やかな景色が続きます。

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10月20日 (木)  雨乞岳

 東京方面に向かって行くと南アルプスの手前にあまり高くはないけれど丸っこい容積ゆたかな山が見えます。晩秋、茶色になると巨大な獣がうずくまっているみたい(デカいタワシとも言えますが)で気になっていました。
 今日はその雨乞岳に登りました。紅葉のおかげもあって予想よりずっと明るく、鋸、甲斐駒、鳳凰、富士山を眺めながら3時間弱の登り。むかし登った日向山の崩落(画面中央)がかなり下に見えます。全国に雨乞いの山はいくつくらいあるのかなあ・・・。貸切りの山頂を1時間半たのしんで、下りは走って1時間5分。
 帰りに立ち寄ってお参りした石尊神社の200段ほどの石段は『天を突く』ように急で、今日もっとも緊張した登り降りでした。山も神域も気ままに独り、良い一日でした。

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10月18日 (火)  飯盛山

 この秋、うれしい出来事は丈さん(長男。ダウン症)が山歩きを始めたことです。『ウォーキングステッキ』を持たせて、まず最初は白駒池まで歩かせたら以前より3倍くらい速く歩けたので、次に美ヶ原手前の三峰山に登ってみました。登りも下りも終始ニコニコ顔でした。
 そこで今日は飯盛(めしもり)山。平沢山のピークも踏んでゆっくりゆっくり難なく山頂に到着、弁当を食べ終えてシャボン玉とばしに興じているところです。帰りは野辺山駅前でソフトクリーム、海の口の温泉でまったりさっぱり。八千穂高原では夕闇の中に白樺林の紅葉が見事でした。

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10月15日 (土)  サラ昇天

 長いことお世話様になりました。13日の夜、一瞬けいれんを起こして横たわり、微かに息をするばかりになりました。「サラちゃん」と声をかけると「ニャー」と応えて数分後に呼吸を止めました。ミルクから育てて22年、大往生と言えるでしょう。毎度毎度、親しく優しく接して下さった皆様、ありがとうございました。
 元気だったころ、大好きなジャコウソウの中で遊んでいる姿です。

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10月13日 (木)  高見石

 6日ぶりの白駒池のほとりはまだ赤く染まっていました。昔(20数年前)から比べると、ここの紅葉も10日くらいは遅くなっているみたい。歩きやすい穏やかな登りを慌てずゆっくりと、話しながら進みます。大勢で行くにはこんなコースがいいなあ。みんな山好きになってくれたらうれしい。大きな石が折り重なる山頂では今日も西からの風が吹き、かすんだ佐久平の上に浅間山塊が浮かんでいました。麦草ヒュッテまで歩いて昼食。まさひろさん(オーナー)は「冷凍ですよ」と言うけれど何故かここのソバはうまい。 

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10月11日 (火)  秋の霧ヶ峰

 「来年の夏の下見に」と手回しの良い北原さんのお伴で霧ヶ峰を歩いてきました。 
 西の肩から車山を越えて、ここはエコーバレースキー場の上です。正面奥が八島湿原、その右が鷲ヶ峰。レンゲツツジが紅く色づいていました。 雨や雪を太平洋と日本海に分ける分水嶺は八ヶ岳から八子ヶ峯を経て足下に至ります。北の耳、男女倉(おめぐら)山を越えて太平洋側に入り、ミズナラの林から折り返し。物見石に登り蝶々深山を通ってコロボックルヒュッテに、5時間弱の静かな秋の高原逍遥でした。

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