Diary 2009. 9
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9月7日 (月)  天狗岳でテングになる

 8月はひとつの記事も書けませんでした。基本的にひとりでもお客様がいれば、そちらに全力投球してしまいます。たのしい夏を下さった皆様、ありがとうございました。
 昨日からしばらくひまです。今日は天狗岳で遊んできました。縦走路脇の岩峰に登り、岩と苔の快適なソファーにすっぽりと収まって1時間あまり、昨日までの出来事やお一人おひとりの表情を呼び戻したり。その間、眼下の道を4組の登山者が通りましたが誰も私の存在には気が付きません。かなたに続く山なみをぼーっと眺めているうちに自分がこの山の主ででもあるような気分になっちゃった。そう、しばらく私は天狗でした。
 画像は黒百合平を見下ろしたところです。
「ああ、望みの山ひとつ越えれば 山はまたひとつ ああ嘆きの川ひとつ 越えれば川もまたひとつ ああ、なやみは果てない山の雲」18才の秋、苦しさに喘いだ初登山の道です。

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