6月28日 (日) しんわの丘ローズガーデン
どこよりも『ウォールデンの庭』が好きです。することが無限にあるからです。しかしとびきりの青空に誘われて今日は久々に杖突峠を越えました。特にあてもなく。高遠のバイパス沿いに『バラ園』の看板が以前からあるけれど「何となくバラ日和かなー」と初めて左の山へ入ってみました。目の前に中央アルプス、千畳敷カールの残雪が見える。目の下に画像のようなバラの段々畑が7,8枚つづいて、その底が高遠の街の家並でした。緩い坂を何段も下って一番下まで往復しましたがほとんど人を見かけません。ソフトクリーム屋さんで話を聞いたら『桜が終ったらバラで』と町(今は伊那市)をあげて整備を進めているのだそうです。バラは手間がかかると聞いています。園内の草刈りだけだって大変です。おかげで思いがけない別世界と広い眺めに浸ることが出来ました。それにしてもバラは派手だな・・・
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6月23日 (火) 笑顔が今でも
「家内です。主人が生前お世話になったので子供たちとうかがいます。」。え?何のこと・・・。「しばらく来ないなあ」と思っていた奈良のYさんはまだ50代に入ったばかりのはず。初めて来たのは16年前の今ごろでした。 「ひとりですけどバーベキューでお願いします。」内心「うわっ、面倒くさいなあ」と思ったけれど、ひまな平日だし断れない性格だし。ふたりでビールを飲みながら焼肉をつつきました。コンビニ経営のお話、とりわけ万引き対策のご苦労も「ここで話すと気が晴れます」とけっこう明るく。それからは大型バイクで春夏秋、毎年何度も来てくださっていたのでした。 奥さんもお子さん方(20代の逞しい男性3人)も前向きなタイプで、現在の、お仕事や将来の夢の話もたのしく、私にはYさんもその辺にいるように感じられました。遠く離れているから今でもふいに「○日、いいですか?」と予約が来そうな気がしています。
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6月21日 (日) ♪織りなす布は
先月10日のみなとみらいでお会いしたばかりの『アンサンブルKATOO』の皆さんです。私の伴奏で感動的なコーラスをご披露くださいました。『糸』(中島みゆき)の「♪どこにいたの 生きてきたの」の歌詞が私は好きです。結婚式ソングの定番になっていますが、この歌には「あなたとわたし」の世界をはるかに超えたスケールの大きさを感じます。 グループでお出でいただくのは4回目、ひたすら歌って過ごしますが夜は談話室で3時4時まで酒盛りです。特筆すべきは『最後まで、ほぼ全員』で話して笑い声を絶やさないことです。楽しく充実しています。 昼から昼までの1泊4食は食事の支度が忙しいけれど大丈夫、お手伝い上手のメンバーが毎年増えていますから。当初バラバラだった何本もの縦の糸と横の糸が織り進められて(私もその中の一本に紛れ込んで)次第にしっかりした布になっていく感じが『仕合わせ』。
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6月17日 (水) 山の観音様
横谷観音の例祭です。少し前まで晴れ間ものぞいていたのに、2時に出発して駐車場から参道を歩いていくうちに雲行きがあやしくなってきました。ここはヤマツツジの名所です。崖を降りてシャッターを押すと同時に遠雷。足下の渓谷が里の平地に達するあたりから聞こえました。 列に戻って神妙に目を閉じていると、突然ひだりの頬や腕の辺りに冷たさを感じてハッとする。嵐気が谷をかけ上ってきたのです。 道路は良くなり周囲の整備もすすんで、いつもは気楽な見晴らしポイントになっていますが、濃い霧に包まれると深山に戻って「本来は霊が棲むところ?」。岩ばかりの山の稜線とはひと味違う迫力(怖さ)が感じられます。年に一度のご開帳、観音様の今年の思し召しでしょうか。 例えば50年前、たとえば100年前はどんな風景だったのでしょう。
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6月10日 (水) チシマタンポポ
20年余り前に近所の山野草屋さんからもらった株が年々殖えて庭の通路わきのあっちこっちに咲いています。 空に向かって咲くレモン色の花を見るたびに「北の浜辺を思い出しているんだなあ」と思います。カムチャッカに近い遥か北の無人の小島で青い海を見て育ったのでしょう。ここは森に囲まれているから狭いですが、空の色は北の島と同じかもしれない。『望郷』の花。 ずーっとそう思っていたのに、調べてみたら『原産地はヨーロッパアルプス』で『千島』は適当に命名されたものだそうで・・・なんだよ! でも、どちらでもいい。「ずいぶん遠くに来ちゃったけれど、ここもなかなか居心地がいいなあ」と思ってくれているならうれしい。 下の写真は庭の畑の『球にならないレタス』です。毎にち食べていますが爆発状態になってきました。
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6月8日 (月) どろんこ遊びに似ている
朝飯の前に型枠(4つ)を作っておきました。締まった地面をツルハシで叩いて穴を掘って型枠設置。正確な水準出しが今日の作業の肝心かなめです。 ポンコツ車のメンテナンスの際、地面の微妙なかたむきが気になっていました。オイルのレベルは水平な所で見たいし。年間(少なくても)32本のタイヤ交換も真っ平らな状態でしたい。車だって傾いて立っていたくないでしょう。 コンクリートを練ります。何ごとも「よく見て、正確に、より速く」を心がけてもこればかりは力仕事です。いちばん軽いのが砂ですから。全身から汗が吹き出します。途中で資材(と食料)の調達で街に行きましたが、あとはひたすら平スコを握って。フネに3杯半練って流し込んで日が沈む前に終了。一直線に遊んだ一日です。乾くのを待って型枠を外すときのたのしさと云ったら・・・
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