Diary 2013. 4
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4月25日 (木)  田端義夫

 正月明けからスキー学校のインストラクターで40日余りお泊りの静岡のYさんはアメリカンポップスがお好きですが、『ふるさとの燈台』(昭和25年)に反応して何度もリクエストがありました。小学校で音楽を教えている滋賀のKさんは「『大利根月夜』(昭和14年)が懐かしい」とのことでした。どちらもお父さんの思い出がよみがえるのだそうです。私は以前葛西(江戸川区)のスナックで『かえり船』(昭和21年)を熱唱する叔父さんの姿がまぶたに焼き付いています。旧い歌の命は長く、一曲一曲がタイムマシンです。
 上書きを繰り返す私の『ギター弾き語り歌集』には田端義夫は6曲(もっと知ってるけど)入っています。戦前戦後を通して人々を励ましたり慰めたりした人が今日亡くなった。
 「春かな・・?」と思うと「・・、まだまだ」と、ダンコウバイの花に積もる雪。5月初めまでは油断できません。

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