今夜はお客様がいません。夕方から近所の店で飲んでホロ酔いの帰り道、ふるい詩がふと浮んできました。
山小屋の夜 (串田孫一)
「山小屋の板壁に 顔を寄せて眠ろうとしていると
私の三十七年が その板の木目に並んで 私の方を見ている 責任をどうのと言うのではないが 私は首を振って 何にも知らないと言いたくなる」
昔から好きな詩だが、近ごろ少し似たような声を耳にする・・・・・・・「O!PA!PI!」
文とはかんけえねえ、画像は先日行った山の中(しびら)の川原です。
8月はじめに裏の床下にスズメバチの巣を発見。風呂のシャワーの下あたり、害は(指される人は)無さそうだし、スズメバチの巣は芸術作品だから大きく育てて「晩秋になって、ハチがいなくなったら取って飾ろう」と思いました。日に日に大きくなって今は直径60センチ以上。ところが先日、とよこさん(となりの大東園の奥さん)が来て「オオバチ(スズメバチのこと)がいっぱい飛んできてこわい。」と言うので退治することにした。
仕掛けは先人の知恵にひと工夫。スミチオン粉剤(殺虫剤)を10センチくらいの細い木の枝にティッシュで包み、それを長い竹ざおの先にさしてハチの巣をひと突き、竿を引くとスミチオンのかたまり(ハチには毒)が巣の中に残り、ひと晩のうちにハチは一匹残らず退散、と言う寸法です。これだと数千匹のスズメバチが気づかないうちに決着がついて、無論こちらの勝利。用意の『スーパーハチジェット(殺虫剤)』と共に使わなかった防護服(3万円也)。ちなみに足元も白いゴム長です。勿体ないから撮影のために着てみました。
稽古も盛り上がってきた3日目の午後、いよいよ茶会がもよおされます。着物に着がえて、これから記念撮影。去年私はとても興味があったのに逃げてしまいましたが、今年はヤスコ、アキラと共に参加させてもらしました。張りつめた空気の中、小声のご指導にあずかりながらお茶をいただいた後の清々しさは誕生日の大きな記念です。みなさん、ありがとうございました。
茶道は日常の動作から道徳、芸術なども包む日本固有の総合的文化です。急速な欧米化の波に美の尺度まで流されたくない。
手作りの茶室、かならず完成させなくちゃ。
庭の草刈りをしてから、伸び放題になっていた草花の枝をととのえてスッキリとした夕方の庭です。満開のカクトラノオにミヤマカラスアゲハが2匹(例年は7〜8匹来るんだけど、これから増えるのかな・・・)
秋の初めは植物にとってよほどうれしいらしく、どの花も突然のようにかがやきを増し、ナスやキュウリも葉っぱの先端まで生気がみなぎって美しさに見惚れてしまいます。新たな元気が湧き上がる。
大学生の合唱の大会で、今日は昨日の予選に勝ち残った6グループの最終審査会です。大月ー富士吉田ー御殿場から台風の爪あと生々しい乙女峠越え(きのうまで通行止め)で仙石原文化センター。私たちは審査委員長(服部克久氏)のふたつ後に席を取りました。どの演奏もレベルが高くて感動の連続。満員の会場は1曲ごとに大拍手に包まれていました。アトラクションの法政大学応援団の気合と迫力には抱腹絶倒、前の席の町長さんにも大ウケ。あっという間の2時間半でした。
「せっかく箱根に来たんだから」芦ノ湖くらいは観て行こう。でもスカイラインは霧の中。ビーナスラインと同じ景色だった・・・