昨年に引きつづいて『えび〜た』の演奏会です。真夏を過ぎて別荘に滞在する人も無く「お客様が見込めない・・・」。「では今回は身内だけでたのしみましょう」と話していたら、週末の来訪で思いのほかお集まりいただけました。 「ここでは思い切り音が出せるからうれしい。」それもそのはず、音の届く範囲のご近所さんはひとり残らずこの場にお出でですすから。
迫力のライブのあとは更に元気いっぱい。思い思いに歌って話して。私は勿体なくも3時間余り『マーチン』を弾き続けて音色と焼酎に酔いしれました。
翌朝は大久保宗匠のお点前でお茶会です。はじめのお客はドラムス、ボーカル、ベースの皆さん。
南の庭では野菜や花が育って眺めが立体的になっています。冬は平坦な地面が雪でおおわれているだけで殺風景です。色彩的にも赤や黄色とは無縁の今年の2月、街で見かけた黒いリボンがミヤマカラスアゲハに見えました。たちまち脳裏に夏の庭の光景が広がってうれしくなりました。いつもの年よりも待ち遠しかった蝶です。花のそばにいると肩や背中に触れんばかりに近くを飛んでくれて可愛い。従来からカクトラノオが好物ですが今年はコオニユリが盛大に咲いて、こちらの方がもっとお気に入りです。私も子供のころ、仲間と里山に入って咲き乱れる百合の蜜をなめて遊んだから蝶の気持ちも少しわかります。甘くてとても美味しいんだよね。
毎年毎年、Mさんの年賀状には「今年こそ」の4文字が続いていました。「そろそろ本気で」と言われても・・・仲間の皆さんも私も見棄てかけていたら、『ふたりで』の予約。6日は5時間くらい3人でたのしく話しました。ミホさんは終始おだやかな笑顔を絶やさない明晰な人。
「今回はバスの手配がつかなくて・・・」でもどうしても私に訊ねたい用があるIさんYさんとは昨夜一緒に飲みました。6時から焼肉をつつきながら「なんで俺たちに彼女を見せないんだ」。もっとも親しい仲間だし、機会はあるのに何故だろうね?花火をして9時からまたビール。「え、彼女もB型、そりゃー無理だ」と無茶な意見まで飛び出して。一連の登場人物は(私も含めて)全員B型です。Aちゃんお付き合いごくろうさま。
「HPに載せちゃうぞ」と言ったらどちらも「是非!」と言うので。
「さーて、そろそろいっしょに飲むか」。グラスを持ってまずは食堂でひと話し、と腰をかけたら照明が消えて「おめでとうございまーす」。「え、なに?」と知らぬふりをしましたが、仕掛け人のあきちゃんと私は計画の初めからグルでした。ウォールデンに来はじめた時は学生だった皆さんも最上級生はン十才の大台に到達、その突然のお祝いです。「どーした、なにが始まった?」みたいな顔の他のお客さんも皆さん身内みたいな方々なので、すぐに全員の笑顔がひとつの輪になって幸せなひと時になりました。内緒の計画は大成功です。ケーキ3個の搬入保管演出に心を砕いたあきちゃんの涙に胸を打たれました。そのあとは談話室で際限のない後半戦のはじまり。
名古屋から畑仕事グループの皆さんが来てくださいました。エダマメもモロコシもメロンやスイカもまだ早目、今日はジャガイモとズッキーニを収穫しました。畑仕事は誰でもできますが(汚れてもいい)身支度とそれなりの心構えは必要です。汗をかいて服や顔に付いたホコリや土が気にならなくなると吹きわたる風や青い空が一段と気持ちよく感じられる気がします。
先週から全国的に猛暑続きです。ここでもそれなりに猛暑です。街の方へは向かう気がしません。午後、白樺湖へ行って湖岸の湿地帯でボーっとしていたらいたら20〜30秒の間隔で「何を考えてるの?」とでも言うようにヤンマが目の前を行ったり来たり、湖面から吹く風がいっそうさわやかに感じられました。霧ヶ峰に行ってみるとニッコウキスゲは終わっていて草原の緑にはシシウドが映えています。ビーナスラインより一段上の地味な遊歩道を初めて歩いてみました。シカが来て食べてしまうのか「花が妙に少ないなあ・・・」。しかし別天地、カンカン照りの太陽が気持ちいい!