10日ほど前からカッコウが啼いて、この週末は町でも村でも田植えの光景が盛んに見られました。山の畑では名古屋で育てたエダマメ、モロコシ、オクラなどの苗をどっさり持って金子さんが作業に来てくださいました。昨日も今日も畝立て、マルチ張り、植えつけとすごいパワーです。おかげで私はシカ除けネットの支柱立て(補強)に専念できました。野良仕事は季節との競走ですが、どうやら今年はいい勝負しています。2才9か月になった然くんも移植ゴテを離さず走りまくって、気持ちはお手伝いらしい。耕耘機のかかったホクホクの土の感触が気に入って、畑では裸足で過ごしました。そういえば私は何年も裸足で過ごした記憶がありません。明日の朝の作業は裸足でやってみよう。
スタッドレスタイヤを外した後のホイールです。タイヤショップの店員さんが「どうしますか?」と言ったのは、「捨てますか?」という意味でしょう。サビだらけだしいくらこすっても汚れは落ちないし。でも大きな傷は無し、先日まで使っていたのだからきれいにしてみようと作業を開始しましたが、順序が違う・・・?
サンドペーパーでメッキを落として磨き、サフェーサー(下地処理剤)、ガンメタスプレー、透明のウレタンスプレーをかけました。バンパーのさび落としと塗装も並行して行いました。工程ごとの乾燥が効果的かと思い、ほかの仕事の気分転換も兼ねたので1週間ほどかかりましたがなかなかの出来映えになりました。けれども、タイヤが無い。
先月末に造園屋さんが3人でやって来て、前の林で傾いていたナラの木を伐採しました。「片づけてくれるとありがたい。」とのことでした。
ひまな日は6時ころから林に入って1〜2時間、日が昇る前に作業しました。動かせる長さに挽いて道路際まで引き出し、軽トラで運びます。道端まで運び出す(『だし』と言います)のが一番大変。抱えたり転がしたり引きずったり滑らせたり、樹木の茂った足場の悪い場所での体力勝負で服も長靴も傷む。効率を考えれば知恵も絞る。周囲はからだの芯まで浸みこむような新緑です。汗を拭きながら「あー、なんて贅沢なことをしているんだろう」と毎朝しあわせ。手ごろな太さのものには菌を植え付けてシイタケの原木も20本作ったし、今朝はとうとう挽き終えて積み上げてみました。「うーん、なかなかきれい。」しばらく乾かして、そのうち割るのがたのしみです。
幸いまずまずの暖かさで、夕食はご希望通りの焼肉になりました。障がい者支援組織の『ピープルファースト』東京と名古屋から(名目上は)春の畑仕事をしに来てくださいました。今回は若手男性ばかりでいつもよりにぎやかです。去年体調を崩した佐々木さんが復活して私も心からうれしいよ。2回戦の談話室では元ミュージシャンのジョーさんのギターも冴えて、会話と酒と笑い声が途切れません。気付いたら1時、私は「じゃ、先に寝るからね」と引っ込みました。朝起きたら床に寝ている人もいて(今年になってから3人目くらいかな?)その後の盛り上がりが偲ばれました。昨夜は「7時半に起きてがんばるぞー」と言っていたのに、おいおい、みんなが朝食を終えたのは10時。まあ予想の範囲内だけどね。みんなで明け方の4時まで話していたのだそうです。
昨日は横浜みなとみらいで京子の結婚式でした。生まれて今日までの半分くらいはお客様に教育されたようなものです。大変お世話様になりました。幼いころからやさしくきびしく、そして仲良く接してくださった皆様おひとりおひとりのお顔が思い浮かびます。
「歌と笑いがいっぱいの、でも泣かせるように」演出したという、盛りだくさんで和やかな披露宴の様子は次回の談話室でお話し致しましょう。
お月さまを連想させるホテルでエレベーターにも慣れた3日目、早起きして走るように散歩したみなとみらいで『未来』というより『今』を感じました。美しく整った人工の世界で潮風と朝日をたっぷり浴びて気持ち良かった。
下は夕方帰り着いたウォールデンの南の庭です。
例年よりも新緑の濃いこどもの日です。昨日『70年代フォーク』の演奏会をしてくれた三浦さんと夏目さんをお見送りの図。この連休中も各地からお客様がお出ででした。いつもの皆さんの外に何組か初めての方々もお見えでしたが、うれしいことに私だけのお見送りは一度もなくて、毎日お客さんがお客さんをお見送りをしてくださいました。『良いお客様に恵まれていること』が自慢ですが、初めて出会った方々が食堂でも談話室でも玄関でも庭でも親しくお話を交わしている様子を見ると心の奥で涙が出るほどうれしい。旧くからの人は当然ですが、近ごろは初めての方々も私好みのゆったりとしてたのしい人ばかりになってきたぞ・・・
庭のあちこちに生えているタラの木も成長して、けっこう立派な芽を出しました。写真は5月1日です。連休中の天ぷらの主役をつとめました。