12時に家を出て、諏訪湖カントリー(山の中)の脇を通って霧ケ峰に行きました。ビーナスラインの下は例年になく緑あざやか。
4月の末に畑仕事に来た金子さんが「車山の方はすごい煙でしたよ」というので「ああ、山焼きをやったんたんだね。」で済ませたら、実は予想外の強風で予定の10倍も燃え広がって大騒ぎだったと翌朝の新聞で知りました。踊場湿原周辺の地形も初めてくっきり見えて、ガボッチョ(右の小山)も丸焼け。山菜採りの人も丸見えです。
帰りのビーナスラインは、ようやく新緑です。車山中腹の楢の若葉の美しさは写真では伝えられませんが、自分の記憶のために。ウォールデンの庭ではもう散ったズミ(小梨)が満開でした。
先月から客室の改装工事をしています。お客様が来る日と用事のある日以外は朝から晩まで大工になっています。ま、相変わらずってことで。床や壁や天井をはがしてみると微妙に気に入らない箇所が現れて(しかも自分なりの基準が厳しくなってきて)処理に時間を食います。楽しいのですが満員(の予定)の日が近づいてきて、焦りを覚える今日このごろ。
上は今日の現場。下は先月半ば、根太と玄関入口の天井を取り払った図です。
今日は北八ヶ岳の案内です。
麦草峠ー五辻ー坪庭ー北横岳 何日も初夏のような日が続いていますが、それでも残雪がいっぱい、峠から山道に入ると数十メートルで雪の道になりました。日当たりの良いところは雪もありませんが五辻の東屋の辺りでは茶臼山、縞枯山からの雪解け水がきれいな小川になっていました。お天気最高、4人であれこれ話しながら坪庭まで。そこからだんだん会話が少なくなります。
画像は北横岳山頂直下の樹林帯。
さわやかな天気に誘われて富士見高原に行ってみました(実は去年もここを目当てに出かけたのですが登り口を間違えて編笠山への道に入ってしまいました)。舗装道路をカートで登ることもできますが遊歩道を行くと途中にはワラビがいっぱい出ていてびっくり、標高が高いのにずいぶん早い。登りついてみるとあちらにもこちらにも展望台がありました。
見慣れた甲斐駒が妙に新鮮に感じたのは距離が近いせいかなあ。富士山も初めて見るような美しさでした。
中学生を案内して高原を歩いてきました。
和田峠(の手前)−鷲ヶ峰―八島湿原ー物見岩―蝶々深山ー車山肩ー車山
霧ケ峰を端から端まで縦断する長いコースながら事故も落伍者もなく、さらに出会う人もまばらなのどかなハイキングでした。
高原の春はまだ浅く、咲いていたのはショウジョウバカマだけ。
「毎日寒いね」と言っていたら急に「夏みたいだね」があいさつになったりして極端な気候です。庭のあちらこちらのタラの芽が急に開きはじめて食べごろになってしまいました。「ああ、あの人に食べてもらいたい」。いろいろなお客さんの顔が思い浮かびますが、旬はほんの一瞬。仕方なく自分たちで食べて「うーん、やはり山菜の王様だな。」
天気は良いけれど、毎日強い風が吹いてマルチ(保温と雑草除けの黒いビニールフィルム)が張れず、農家も困っていると聞きました。今日は風もなくジャガイモの植え付け初日です。ネットも整備してないので畑にあるのは鹿の足跡のみ。
一粒の豆が数メートルのツルを伸ばし葉を茂らせて数百粒の豆を実らせる不思議。さあ、今年も神秘のドラマの始まりだ。