昨日は松本で30℃を超えたそうです。蓼科も夏のようでしたが今日は久々の雨。こちらは野菜や花の苗の植え付け時期ですので『恵みの雨』とも言えます。植物すべてがほっと一息ついたことでしょう。午後、街へ行って帰ってくると今しも雨が止んだ瞬間でした。うすい霧の中に若葉が溶け込むような・・・。道沿いのツツジがようやく咲き始めました。
中学生の皆さんの山案内で北八ヶ岳を歩いてきました。関東では「30℃に達する」と言われていましたが、標高2300メートルは涼しいものです。足元は延々と雪の道で初登山の中学生にはやや過酷にも思えますが『助け合いの精神』で今年も全員無事に7時間を歩き終えました。
写真で見るよりかなり急な茶臼山の下り、縞枯山の下りはもっときつくて長く、あちらもこちらも尻もちの連続です。
縦走路の雪が例年よりも柔らかくて歩きやすかったのは入山者が少なかったからでしょうか・・・震災の影響かもしれません。
どこと言うあてなく岡谷まで来てしまい、R153に入りました。箕輪から手良(てら)という集落に入ると正面に仙丈岳(南アルプス)が近づいてきます。じっくり眺めようと道路端にバイクを停めてあぜ道を歩いていくと「こっちもなかなかいいよ」と逆光の中央アルプスさん。それよりも、肥料が効いているのか空に向かって競うようなナズナの勢いに驚いた、今日は確かに初夏です。
以前から「白川郷を観光したい!」と言う家族の要請に応えて。休憩しながら4時間で若葉の下に水仙が咲く萩町集落に着きました。1時間半くらい村の中を散策して和田家住宅を見学、そばの田んぼでは水を入れているところでした。1年の農作業が始まる瞬間ですね。白川郷ど真ん中での画像ですが、合掌造りがひとつもなくてすみません。残雪の白山が美しい。
4日ぶりに晴れたと思ったら蓼科にも本物の春が来ていました。庭のスモモ(白い)もコヒガンザクラ(かなり紅い)も例年より1週間遅れの満開です。これからしばらく一年の中でも最も美しい季節です。
あれこれ用事を済ませて2時半、バイクで出かけました。諏訪湖の手前から有賀峠ー箕輪ダムー松尾峠―杖突峠。明るい山の斜面にはヤマザクラが輝いて、近くには延々と一重のヤマブキがゆれていました。「山にヤマブキ咲いたから浮かれチョウチョに恋をした・・」とヘルメットの中で鼻歌。
過去にはなかったように思いますが、連休中にも動物が遠慮なしにやってきました。4日にはカモシカが来て、お客さんたちと見物しました。5日の夕方は大きなシカ、7日には玄関前にカモシカ、今日またシカ。ツノが生え替わるのか袋状になっています。カモシカはもともと人間を怖がりませんが、最近はシカも悠然としていて、異変を感じます。カメラを持ち出してきて向けるとゆっくり駐車場の方へ行って振り返り「うまく撮ってね」みたいなポーズ。