「明日が誕生日なんです、90歳の。」以前に2度お話しして、しばらく間があきましたが溌溂とした雰囲気は昔のままです。鎌田さんのお母さんは長いこと美容院を経営していました。年をとっても若くても、美しさは健康の別名だとあらためて思いました。富山からアキラも来て、「あれ?珍しいね、どうしたの?」「だって鎌田さんに誘われたから帰って来た」。春休みは動きやすいらしい。若いのに旧い歌をよく知ってるなー。藤田さんの津軽三味線のあとは昭和20年代メドレーになりました。お母さんは楽しそうに聴いたりリクエストしたり、なんと12時までにこやかにお付き合いくださったのです。お仲間も初対面のお客様も口をそろえて「私もこんな90才になりたい!」。
車山でもしばしば雪崩(ビーナスラインへ)
気分転換に山頂の神社まで登って、「もう少し上手くなりますように」お参りを済ますと、反対側(西の肩)から一人の登山者が現れました。「『日本雪崩ネットワーク』ってご存知ですか?」アルプスを眺めながら興味深いお話を聴きました。「一昨日、(八ヶ岳の)阿弥陀岳南稜で雪崩遭難があったばかりですね」と云うと「あ、そうですか。私はテレビも新聞も見ないもので。」真黒な日焼け顔が素敵でした。霧ヶ峰に住んでいるとのことだからきっとまた会える。
中腹から下はにぎわっていましたが、車山スキー場の本領は山頂周辺の急斜面にあると思います。
横浜のMさんグループを追って滑りに行きました。メンバーもお天気も先々週とほぼ同じ「2週間前の再現ですねえ」。でも雪は軽くて視界も悪くありませんでした。一緒に滑ったり一人で滑ったりでたのしい。今シーズンは雪が少なくてコース外は滑走禁止なので「整地斜面をたのしもう」とA線リフトで課題の修得に夢中になっていたら昼過ぎ、「あらら、斜面にもリフトにも一人もいなくなっちゃった」。レストハウス前の緩斜面にも人影が見えない雪の月曜日。
金曜日から一緒に滑った人。(ひと月ぶりの)山田さん、やすこちゃん、ようへいさん、(1級を取ってさらに成長著しい)とのがきさんとふなこしさん、小1のさやちゃん、小2のほのちゃんとはB線コースを4本、仲良しカップルの(2週ぶり)中村さんたちは放っておいて、彼氏も彼女もなさそうな(同じく2週ぶりの)滑り屋の松ちゃんグループ、小回りのお手本を示してくれる野崎さん・・・。始めたばかりの子から超上級者まで、リフトの上でも雪の上でも共に悩んで喜んで『夢中』を分かち合うお仲間です。今日は雨が心配でしたが「降らなくてよかったね」。夕方お見送りをした後で「ああ、スキーをしていて良かった・・・」という思いが込み上げてきました。
画像は緊張のバッジテスト(1級は受験者8人、合格1人)。
昨年3月、入笠山に登った帰りに久々に滑ってたのしかった富士見パノラマ。今日は天気も良いし「長いコースを本気で滑ろう」と。滑走距離3キロ、標高差750メートルは八方尾根のリーゼンスラロームコースとほぼ同じスケールです。
12時過ぎにゴンドラに乗って滑って降りてまた乗ってまた降りて、ひとりだから休む口実も見つからずひたすら乗って滑って8回、ひと回りでおよそ20分です。
距離で24キロ、標高差で6キロ滑った計算になります。知り合いのイントラさん2人と会って、帰りに富士見高原の友達(野球でもライバルだった良さん)を訪ねてのお話が更にたのしかった。にぎやかな『和敬清寂』。
雪の風景や点景に「はっ!」としたり、スキーヤーのがんばりに感動したりすることはしばしばです。さらにもう一つ、スキー板のソールを観るたびにうっとりしてしまう。「単純で隙のないこの曲線が夢の世界へ連れて行ってくれるんだなあ」。 チューニングをして滑って感覚を確かめて、また手入れして滑って感じる・・・。
今日は朝から暖かいので庭で板の手入れをしました。冬は用の無いプランターの陳列棚と長椅子を組み合わせて即席のチューンナップ台にして3台のチューニングをしました。昨夜は晴れてしまって期待外れの積雪ですが作業の後に日なたでコーヒーを飲んで、ぜいたくしました。