暮れも押し詰まってまいりました。今年は早めに手がけた年賀状ですが、いまだ終了しません。所詮「これで完璧」は無いことで、どこかで区切りをつける作業です。
画像は当初描いた絵です。寅年にちなんでみたのですが、「ひねりがたりないかなあ」と思いつつ。「なんだか銭形警部にも似ているし」、「さみしそうだなあ」。現今の経済状況の下ではシャレにもならず、ボツになりました。でも、半日余を費やして描いたので全然日の目を見ないのも惜しい。ウォールデンにとってはとても良い年でしたが、年の瀬のたそがれ感は明日限り、ということにして元旦からは気分一新、元気なスタートを切りましょう。
どうぞ良いお年をお迎えくださりますように。
で、風景画の年賀状は元日にお手許に着くかどうかは微妙・・・
快適な道なので利用する人が増えているエコーラインが、先週さらに延長になりました。ビーナスラインまで開通したのです。芹ヶ沢インターの200メートルくらい下に似たような半円形を描く道がもうひとつ出来ちゃった。ウォールデンの方に来るにはあまり関係ありませんが、信玄が装甲車で川中島に向かうんだったら必ず使うと思います。
前の記事で「大したことはない」と書いたら、雪が奮起したようですぐ降りました。その後寒くてスキー場はホッとしているはずです。ひさしぶりに姿を見せた八ヶ岳はすっかり真冬の装い、雪あそびの皆様、おまちどおさまでした!
昨日から予報で『長野は大雪』と何度も報じていたので、今朝はこちらも雪道を覚悟していましたが、ありゃりゃ、全然積もっていません。スキー場を目指して登ってゆくと白樺湖でようやく2〜3センチの新雪でした。
ウォールデンからすれば、西から北に連なる美ヶ原、霧ヶ峰、八子ヶ峯の壁が日本海からの雪雲を押しとどめてくれている様子を実感します。昼に帰るまでスキー場はずーっと粉雪が舞っていましたが帰りは依然として乾いた路面、結局夜まで降っていません。「きっとみんなは大雪だと思っているだろうな」と想像していますが、どうですか?
帰り道で会った鹿。路肩の下にもう2匹います。以前は人を見たら飛ぶように逃げていたのに、近ごろはあまり怖れなくなったような・・。人の方がおそれる『チデジカ』。
高くて寒い中信(中央信州)地方では、すでに大半のスキー場がオープンしています。暖かい日が続くこの冬は大工仕事やまき作りをしていて、今日が初滑りとなりました。
まだどこも雪が少なくて『緩斜面のみ滑走可能』。そんな中でクワッドリフトのメインゲレンデが滑れるロイヤルヒルスキー場はこの時季のお買い得、しかも昼食どきはほぼ貸しきりです。
雪煙を噴き上げるスノーマシン、美しいカラマツのシルエット。板の中心に乗り切れていない頼り無さはあるものの、足裏から脳天に突き抜ける快感に9ヶ月ぶりに酔う。ああ、雪よ、山よ、この冬もよろしくお願いします・・・
月別で言ったら今月が最もひまです。一般的に世間は忙しく高原は冬枯れ。前の道を通る人も車も滅多にありませんが、今日は一日中にぎやかでした。向かいのMさんの山荘の伐採作業です。木が育ちすぎて倒せない(建物や電線に干渉する)のでクレーンで吊って伐ります(多大な経費を要します)。作業の人の車が6〜7台。落葉松一本で何トンにもなりますから、そばで見ればすごい迫力、危険もいっぱい。夕方まで何台ものチェーンソーが唸って、今夜は鹿も寄り付かないことでしょう。
ナラやサクラはウォールデンの庭に積んで、来年以降の良質な薪となります。
こちらでは『雪が早い冬は暖かい』と言われています。11月の初めと半ばと2回積雪を見たこの冬はさて、どうでしょう。生活者としては「雪はスキー場にだけあればいい。」と思う。
2週間ぶりに畑に行って片づけをしました。農道脇の石置き場の『ツルウメモドキ』が今年も見事です。一帯は枯れ草と土と落葉松林とで、濃淡の茶色ばかりの中、唯一の明るい色彩。うしろにチラッと見えるのは南アルプスで、なんだか高山の稜線にいるみたいです。
午後からはなれの外壁の補修を始めました。茶室工事の関連で板を剥がしたままでしたが、どこからも見えないし「ま、そのうちに・・」と放ってあったのです。冬になる前には何とかしないとならないので簡単な足場を組んで下地の調整に入りました。秋からはドングリ(大好物)の落ちる南の庭で過ごしていたぶーこも久々に移動して、そばで過ごしました。おやつも食べたし、風もなく暖かい午後。短い脚を精一杯のばしているのは「最高に気持ちいい!」のポーズです。