clock 2015. 10
2015.10.23
御泉水自然園

 すぐ下のスキー場もすぐ上の蓼科山も毎年何度も行っているのに間の自然園へは30年ぶりくらいで入りました。「全部歩いたら一日かかるよ。」と聞いていましたが、今日全貌が見えました。半日あれば全部まわれます。夢の平林道の東側が樹林と笹の自然で、山道を2キロ下ると『蓼仙の滝』があります。西側の平坦な部分が整備された公園風。こちらは至るところに清流が流れ木道がめぐり、整備費用の90パーセント以上が注がれている感じがします。標高1800メートルは晩秋を迎えて人影まばらでしたが鳥が鳴く初夏、花咲く夏、紅葉の盛りは美しいことでしょう。
ふもとの町の水源です。「おせんすい」じゃなくて「ごせんすい」。

2015.10.20
横谷峡歩き

10月20日 横谷峡歩き
「おいおい、いつまで続くつもりなんだ?」とびきりの秋晴れが続いて旅ごころが刺激されっ放しです。お客様を見送っておにぎりを作って今日もハジけてしまいました。 旅、と言っても交通費すら無料の横谷峡(作業のために軽トラで行くことが多い)です。今日はハイカー気分で、王滝展望台より先は5〜6年ぶりになります。『オシドリカクシの滝』はひしめくカメラマンさんが画面に入らないように撮影しました。岩の頭を跳びながら下流に行くと名も無い四列の滝があって、渋(鉄分)の混じらない流れは青みを帯びています。名所名勝は別として、自然の美しさは人の行かない所こそ、の感があります。
滝の名の由来は「猟師に追われたオシドリが隠れた」からと。「オシドリカクレの滝」?あ、滝がオシドリを隠すから「オシドリカクシ」。

2015.10.18
戸倉山(伊那富士)

 お客様を見送って、片付けたい楽しみな用事は山積みですが今日もとびきりの秋晴れです。思い切って杖突峠を越えました。目指すは戸倉山。以前は駒ケ根から登りましたが今日は長谷村から。出会ったのは登りで1人のおネエさん、下りで1人のおニイさん、どちらも地元の人でどちらも唯一の休憩地点で、でした。長谷中の学校登山は昔も今も仙丈岳だって。
「地元にいると『いつでも行ける』と思いながら、なかなか山に登れません。」とお二人とも私と同じことを言う。「二児(ふたご)山には?」「いつも眺めているけれど、登っていません」。これも私と同様で、愉快になってしまいました。
 鋸岳と甲斐駒が間近い。ここから見ると塩見岳がとてもスマートです。その右側が3人で気にする二児山です。ドングリを踏みながらの幸せな紅葉登山でした。

2015.10.15
秋の北八ヶ岳坪庭

 丈さんと北八ヶ岳ロープウェイに乗りました。北八ヶ岳は原生林が売りですが、天狗岳、中山、高見石など乾いた風を感じる岩山も魅力的です。坪庭はその代表でしょうか。一周では物足りないので北横岳の登山道と麦草峠への遊歩道の往復も加えてみました。岩場に根付いたクロマメノキ(ブルーベリー)が紅葉してきれいでした。
 『坪庭』を辞書で引いてみると『建物に囲まれた内庭。中庭』。自然のスケールはでかいなあ・・・

2015.10.14
300年間『新幹線』だった

近くて気になっていても行ってない所がいくつもあります。思い切って和田峠へ。徳川家康が制定した五街道の中でも特に利用された中山道の難所も、ビーナスラインから歩いてみればあっけない20分ほどの登りです。和田村(江戸)側はなだらかですが下諏訪(京都)側は急斜面で馬や荷車の通行は大変だったろうな。青空にマユミの実がきれい。まずは東峰に登ってきてから、ワラジ履きで峠を通過した人々のことを想像してみる。古くは関ヶ原に向かう徳川秀忠軍の兵士から江戸時代の大名行列、幕末の水戸天狗党、そして商用やら御嶽講やら島崎藤村のお父さんやら少数の悪党やらの圧倒的多数の庶民の足跡を探してみました。
西の和田峠山から美ヶ原に続く尾根を歩いて戻って4時間ほど、出会ったのは峠のお地蔵さんただ一人でした。山々の眺めは遠い昔と変わりないと気付けば時の広がりを感じてうれしくなります。

2015.10.12
初めての感想

 ぶーこを見るなり「わー!ちいさーい」と歓声をあげた宮城さん。今日は暖かいのでベランダでお茶を飲み始めてもひとりだけ来ないでぶーこのそば。沖縄の人だからブタは見慣れているのだそうです。いつもは称賛するように「大きくなりましたね」と言われますが、養豚業じゃないからそう言われてもあまりうれしくないのです。だから今日はうれしかった。

2015.10.8
いっぱい感動してね

 高見石です。今日の山頂は北風が冷たかったけれど、どうやら寒そうな顔は見当りません。登る前に見てきた白駒池を見下ろして満足感にひたります。登りでも下りでもひとことの弱音も聞こえなかった、何とも楽しい山案内でした。

2015.10.2
歌碑を読んだら

 高ボッチ高原と鉢伏山の間のススキの原に石碑があったので読んでみたら中河与一の歌碑でした。「山が舞台だから」と言うので『天の夕顔』を20才のころに読んで憂うつな気分になり、30代に読んで清々しさを覚えました。短い(文庫でもハードカバーでも130ページほど)から何度も読める。近頃あまり耳にしない『ロマン』のひとつの基準を感じる小説です。5年前、物語の舞台になった飛騨の奥の山之村(資料館がある)も訪ねました。
 碑は『天ちかき国のたかはら霧ふりて神話の如し君としゆけば 昭和54年初秋』 
 今日は雨上がりの秋晴れで諏訪湖の向こうに富士山もくっきり。碑から登るとカエデが紅葉していました。

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